嵯峨野高校の2年生を対象に「薬物乱用根絶」をテーマに講義をさせていただきました

はせがわこどもクリニックでは

診療以外にも様々な取り組みをさせていただいていますが、

様々な機関から講演・見学・指導などのご依頼をいただいて

お話させていただくことも多くなっています。

先日は、

嵯峨野高校さんから講師としてお招きいただいて

高校2年生を対象に「薬物乱用根絶」をテーマにして

講義をさせていただきました。

今回のブログでは

院長が嵯峨野高校さんから講師としてお招きいただいて

高校2年生を対象に「薬物乱用根絶」をテーマにして

講義させていただいたことについて

書かせていただきます。

はせがわこどもクリニックが開院してから3年が経過する中で

徐々にではありますが取り組みを認知していただけるようになり、

様々な機関から講義や講演の依頼を受けてお話させていただくことが多くなりました。

お話させていただく機会が増える中で

「相手にとって必要な情報を限られた時間の中でいかに伝えるか」

ということが非常に大切だと感じており

日々の診察と通じるところがあると考えています。

的外れな関係のない話ばかりしていたらそもそも聞いてもらえませんが

耳障りの良い話だけになってしまってその場の満足感だけを追求してもダメで

まだまだ未熟ながらも日々ブラッシュアップしています。

1日8時間以上の外来の中で培っているものを活用して

わざわざ指名で依頼していただいた期待に少しでも応えられるように意識しています。

細かい台本を作って話しているのではないのですが

講義前にはそのような意識でお話しする内容を考えており

講義や講演を生業としている方には遠く及びませんが

組み立ての流れを少しだけ紹介させていただきたいと思います。

話の流れ組み立てる際には、前提として

「聞きたくて聞きにきている」のか

「聞かなければならないので聞きにきている」のか

どちらの人達を対象としているのかを意識にするようにしています。

今回は、

高校の授業の一環でしたので

「聞かなければならないので聞きに来ている」

という人を対象にお話をするという前提であり

さらに、

講義の日程が

「定期テスト終了直後のロングホームルームの時間」

という最もハードルの高い時間でしたので

「一番疲れていて早く遊びに行きたい時に、特に興味を持ってるわけではないテーマを、別に興味がない相手が話しにきている」

ということを意識して講義に臨みました。

依頼いただいたテーマは

「薬物乱用根絶」

でしたが、

そのままでは高校2年生にとっては自身の日常と馴染みがなさすぎると考えて、

学校側と相談して少し範囲を広げて

「薬物乱用」だけに限らずそこからつながる「依存症」についても

テーマに含めさせていただきました。

また、依存物質についても

違法薬物だけでは同じく馴染みがないため

身近な大人が接しているアルコールについての依存症も触れるようにしました。

さらに、物質依存だけでなく

自分たちにとっても関係の深いゲームやSNSへの依存についての関連性を

文献の内容も含めてかみ砕いて織り込んで

少しでも身近なものに感じてもらえるように工夫しました。

高校2年生が聞くということを考えて

当時の自分であっても理解できるようにということを考えて

用語などもできる限り専門的なものは使わずにして

日常的なことを例に出すなどしてすこしでも理解しやすくするなど

伝え方も工夫して話させていただきました。

最後に、

講義や講演をする際に常にしていることとして

take home massage

として、何か今の自分にとって今日から役に立つ事を

伝えるようにしています。

ここの詳細は割愛しますが

講義を聞いてくれた高校2年生のみんなにとって

今必要と思われることをメッセージとして伝えさせていただきました。

講義には教諭の方々も含めて300名以上の方に聞いていただいて

テスト直後であったにもかかわらず

寝てしまう人もほとんどおらず

熱心に聞いてくれた方も多くて

レスポンスも非常によく

終始話しやすい雰囲気で講義させていただきました。

ありがとうございます。

さらに、終了後には

「質問がある」、とわざわざ先生を通じて控室まで来てくれた方や

校門やバス停で声をかけてくれて「面白かった」と感想を伝えてくれた方も複数いて

少しは学生さんたちにとって役に立つ話ができたのではないかと

感じることができました。

次の世代の子たちに話しをさせてもらえることは

貴重な機会であり

今後も大切にしていきたいと考えています。

はせがわこどもクリニックでは外部からの見学も積極的に受け入れており

医師、看護師、心理士、保育士、社会福祉士などの各専門職としてすでに活躍中の方々はもちろん

医学生や看護学生を始めとした若い世代の方々にも

たくさん来ていただいています。

はせがわこどもクリニックWEBサイト上の見学申し込みフォームよりお申込みいただけます

また、様々な機関からの講義・講演・指導などの依頼も多く、

内容を確認させていただく中で

本当に様々な活動をされている方が

おられることを改めて実感しています。

日々の診療以外の

時間の許す限りにはなりますが、

お子さんや保護者の方のためにつながるものであれば

今後も積極的に引き受けていきたいと思います。

自分たちの活動が広く認知されてきていることを嬉しく思う一方で

本質を見失わずにしっかりとしたものを提供し続けられるように努力し続けよう

と、気が引き締めていきたいと思っております。

はせがわこどもクリニックでは

医療機関を受診する段階ではないけど相談をされたい方や

遠方のため受診自体が難しい方をはじめ、

育児全般についての幅広いお悩みへ対して

オンライン相談室~いこい~

で対応させていただいています。

できる限り色々な形で貢献できるように

今後も頑張っていきます。

オンライン相談室~いこい~の詳細については

はせがわこどもクリニックWEBサイトや過去投稿をご参照ください

今回は、

院長が嵯峨野高校さんから講師としてお招きいただいて

高校2年生を対象に「薬物乱用根絶」をテーマにして

講義させていただいたことについて

書かせていただきました。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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